酒呑みが美味しいウイスキーを教えます。
初めての人もよく飲んでる人も2000円程度で幸せな気持ちになってください。
時代の流れもありまして、2000円程度で買えなくなっているウイスキーが紹介されている場合もあります。以下に挙げたのは執筆時点の目安価格です。
【厳選】2000円程度で買える本当に美味しいおすすめのウイスキー
おすすめ順に紹介していきます。
ジョニーウォーカー ブラックラベル
舶来品ウイスキーの定番、ジョニーウォーカーブラックラベル、通称ジョニ黒です。
どれくらい定番品かというと、サザエさんの4コマまんがで言及があるほどです。昔は税金等で相当高かった高級品ですが、今ではほとんどのお店で手軽に手に入れることができます。
様々なフレーバーのブレンドにより香り高く、心地の良い甘みもあり、いつまでも飲んでいたくなるようなウイスキーです。値段は2500円ぐらいで売っているところが多いです。
ウイスキーは好きだけど安いものしか飲んだことがないという人はこのジョニ黒を買ってみるといいです。安くはありませんがそれだけの価値はあります。
JOHNNIE WALKER
1820年、スコットランドで誕生したジョニーウォーカーはたえず革新の歩みを貫き続け、現在では世界No.1スコッチウイスキーとして親しまれています。
ジャックダニエル
ストレートでよし、ハイボールでよしの美味しいテネシーウイスキーです。
製法等はバーボンウイスキーとほぼ同じなのですが、ケンタッキー州で作られているバーボンと異なり、テネシー州で作られたテネシーウイスキーとなっています。
バーボンは苦手という人でもこのジャックダニエルは美味しく感じられるかもしれません。この価格帯でこれだけの味が出せることに私は驚きました。
バーボンの癖もありますが、一口含むとジャックダニエルの美味しさに気がつくでしょう。価格は2500円ぐらいのものが多いです。
Jack Daniel’s Tennessee Whiskey
サントリーオールド
この価格帯で外すことのできないジャパニーズウイスキー、サントリーオールド、通称だるまです。
他のウイスキーとは違った丸っこい瓶の形もアルコール度数43度というのもサントリーオールドらしさを際立たせています。
味はジャパニーズらしく優しい木の樽の香りと染み渡るような舌触りがなんとも美味しく感じられます。普段の晩酌でも特別な時でも飲みたいと思えるようなウイスキーです。
価格は2000円ぐらいのものが多いですが、もっと安く売っている場合もあります。日本人が作り、日本人に愛されてきた味をぜひ一度堪能してください。
竹鶴ピュアモルト
ニッカウイスキーの創業者の名前を冠したウイスキーです。
この価格帯では珍しくピュアモルトで作られています。ピュアモルトで作られているためにとても深く力強いです。
比較的安いウイスキーを飲んでみてウイスキーを美味しく感じられた人やピュアモルトをぜひ飲んでみたいという人におすすめしたいウイスキーです。
その名に恥じない素晴らしい魅力を持った竹鶴をたくさんの方に飲んで貰いたいです。値段は2500円ぐらいで売っていましたが、人気が高騰して今は1万円を超えます。
自分へのご褒美にどうででょうか?
竹鶴|商品紹介|NIKKA WHISKY
力強い余市モルトと華やかな宮城峡モルト。ニッカが誇る、このふたつのモルトをヴァッティングしたピュアモルトウイスキー、それが竹鶴です。
バランタイン 12年
手軽に手に入る高級ウイスキーです。
素晴らしく調和のとれた味と気品のあふれた香りが口に入れた瞬間に広がります。公式サイトにもあるように喉を通したときにバニラが甘く香ります。
また、飲み干したあとのコップにもほのかに蜂蜜の香りがする、最後まで美しいウイスキーです。初めての人も高級ウイスキーをよく飲む人も飲んでみてほしいです。価格は2200円ぐらいのものが多いです。
高級ウイスキーの入門にもおすすめです。
バランタイン 12年 [Ballantine’s] 香るウイスキー バランタイン
スコッチ・ウイスキーの名門バランタインの伝統と品質を紹介。製品や蒸溜所の情報はもちろんのこと、おいしい飲み方、ウイスキー対談等、話題満載です。
シーバスリーガル 12年
バランタインと並んで高級ウイスキーの品格が漂います。
ゴツゴツした瓶と主張の激しい箱のシーバスリーガル12年です。その見た目とは裏腹に味はまろやかで体に染み渡るようです。
バランタインとシーバスリーガルは同価格帯のスコッチとしてよく対比されます。バラファイがあることからバランタインの方が間口が広いような印象を受けますが、同じ12年ものならシーバスリーガルの方がよりウイスキーらしい存在感を放っているように感じます。
価格は2500円ぐらいです。
ワイルドターキー 8年
バーボンの定番であるワイルドターキーの8年ものです。
アルコール度数が50.5度と高く、癖のある力強い味が魅力的です。バーボンには他にもI.W.ハーパーやフォアローゼズなどが有名ですが、それらの中でもターキーが最もバーボンらしいウイスキーと言ってもいいかもしれません。
上に挙げたジャックダニエルを美味しく飲める方は、ぜひワイルドターキーにも挑戦してもらいたいです。価格はワイルドターキースタンダードが1500円ぐらい、8年が2200円ぐらいです。
—追記—
現在の価格ではスタンダードで2000円、8年で3000円程度です。
ワイルドターキー [WILD TURKEY(R) BOURBON]
ワイルドターキーオフィシャルサイト。「本物は、妥協しない。」受け継がれてきた伝統と”本物”のうまさ。そんなワイルドターキーの魅力をお伝えします。
シングルモルト 宮城峡
ニッカが出している宮城峡です。仙台にあるニッカウヰスキー宮城峡蒸留所にちなんだ名前が付けられています。
シングルモルトでありながらもお手頃な価格で人気があります。果実を思わせるような香りとふんわりとした甘さが魅力的なジャパニーズウイスキーです。
—追記—
数年前にリニューアルが入り、内容量が500mLから700mLにアップしました。それに伴い値段も5000円程度になってしまいました。しかしながら、お財布に余裕がありましたらぜひ飲んでほしい逸品です。
シングルモルト宮城峡|NIKKA WHISKY
川霧が樽を守り、森の息吹に育まれた「シングルモルト宮城峡」。果実を思わせる華やかな香り、まろやかな味わい。ウイスキーの優しさ、心地よさをおしえてくれるやわらかなシングルモルトウイスキーです。
シングルモルト 余市
宮城峡と並ぶニッカのウイスキー、余市です。北海道にあるニッカウヰスキー余市蒸留所にちなんだ名前が付けられています。
甘く華やかな香りの宮城峡とは異なり、力強くどっしりとした味わいがあります。スモーキーな風合いの中に確かなジャパニーズウイスキーらしさが味わえる素晴らしいウイスキーです。
余市を楽しめるようになったらウイスキー初心者は卒業かもしれません。
—追記—
数年前にリニューアルが入り、内容量が500mLから700mLにアップしました。それに伴い値段も7000円程度になってしまいました。しかしながら、お財布に余裕がありましたらぜひ飲んでほしい逸品です。
シングルモルト余市|NIKKA WHISKY
「石炭直火蒸溜」由来の豊かな香り。力強く、重厚な味わいが特徴。シングルモルト余市は北の自然と創業以来の伝統製法が生み出す、ニッカの原点ともいえるシングルモルトウイスキーです。
近年のウイスキーブームについて
NHKのドラマの影響もあり、密かにウイスキーが人気となっているように感じます。特にジャパニーズウイスキーが注目されていることに関しては、一人の酒好きとしてとても喜ばしいことです。
しかしながら、昔から飲み続けていた身としては、品不足や価格の高騰により、この価格帯のウイスキーが手に入り辛くなっているのも事実として受け止めざるを得ません。
日本のウイスキーの価格を見れば、今までの安さが異常だったと言えるのかもしれません。根っからの酒好きも、最近になってウイスキーの良さを再発見した人も、酒の購入は常識の範囲内でお願いします。
また、最近になって、「酒の質が落ちた」、「味が変わった」などという人もいますが、それを一々真に受ける必要はありません。酒の味はことあるごとに変わりますし、価格やブレンドの割合が変更されることなんかはしょっちゅうのことです。
時代の流れにより変わっていく酒の味を楽しんでこそ、酒好きといえるでしょう。