リアルな特殊部隊が登場する傑作アクション映画ベスト10です。戦闘テクニックや装備がリアルなだけでなく、映画としても面白い作品を集めてみました。個人的には「ブラックホーク・ダウン」がおすすめです。
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リアルな特殊部隊が登場する傑作アクション映画ベスト10選【おすすめ】
アメリカン・スナイパー（原題: American Sniper）
製作年: 2014年 監督: クリント・イーストウッド
出演者: ブラッドリー・クーパー／シエナ・ミラー
アメリカ海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ（Navy SEALs）」のスナイパーとしてイラク戦争に従軍したクリス・カイル氏の自伝を映画化した作品。過酷な環境で変化する主人公の内面を描いており、アクション映画の爽快感は得られませんが、冷たくリアルな戦場描写が強烈な印象です。
ローン・サバイバー（原題: Lone Survivor）
製作年: 2013年 監督: ピーター・バーグ
出演者: マーク・ウォールバーグ／テイラー・キッチュ／エミール・ハーシュ／ベン・フォスター／エリック・バナ
ネイビーシールズが2005年にアフガニスタンで行った「レッド・ウィング作戦」。唯一生還したマーカス・ラトレル氏の手記「アフガン、たった一人の生還」を映画化した作品。わずかな判断ミスが最悪の結果を招く展開は、ヒリヒリと胃が痛くなるような緊張感が漂います。
ネイビーシールズ（原題: Act of Valor）
製作年: 2012年 監督: スコット・ウォー／マイク・マッコイ
出演者: ローク・デンバー／ロゼリン・サンチェス／ジェイソン・コットル
現役のネイビー・シールズ隊員が多数出演するアクション映画。アメリカ海軍が全面協力しておりリアル度は紹介した作品中ナンバーワンといえるでしょう。登場する装備、兵器、戦術も全て本物なのだそうです。その代わりストーリーや演技は物足りなく感じられました。
ゼロ・ダーク・サーティ（原題: Zero Dark Thirty）
製作年: 2012年 監督: キャスリン・ビグロー
出演者: ジェシカ・チャステイン／ジェイソン・クラーク／ジョエル・エドガートン
アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン暗殺作戦を描いた作品。主人公は女性のCIA分析官ですが突入シーンにネイビーシールズから選抜された特殊部隊「DevGru（デブグルー）」が登場。特殊作戦を実行するまでの情報収集や過酷な拷問など負の側面も包み隠さず描いています。
スペシャル・フォース（原題: Forces speciales）
製作年: 2011年 監督: ステファン・リュボジャ
出演者: ダイアン・クルーガー／ジャイモン・フンスー／ラファエル・ペルソナーズ
フランス国防省が全面協力した日本未公開のアクション映画。ストーリーは大味ですが女性ジャーナリストを救出する場面で展開される本格的な「CQB（近接戦闘）」が秀逸です。原子力空母シャルル・ド・ゴールやミラージュ戦闘機など珍しい兵器も登場します。
フランス特殊部隊GIGN（原題: L’Assaut）
製作年: 2010年 監督: ジュリアン・ルクレルク
出演者: ヴァンサン・エルバズ／グレゴリ・デランジェール／メラニー・ベルニエ
1994年に発生した「エールフランス8969便ハイジャック事件」を描いた作品。モノクロに近い画面がさらにリアリティを高めています。国家憲兵隊治安介入部隊「GIGN（ジェイジェン）」がタラップ車に隠れて旅客機に近づくシーンは緊張感がみなぎっています。
ティアーズ・オブ・ザ・サン（原題: Tears of the Sun）
製作年: 2003年 監督: アントワーン・フークア
出演者: ブルース・ウィリス／モニカ・ベルッチ
アフリカのナイジェリアを舞台にアメリカ人女医の救出作戦を実行するネイビーシールズが登場。ブルース・ウィリス主演なのでエンターテイメント色が強くハリウッド映画らしいストーリー展開ですが、アメリカ国防総省の全面協力によるリアルな装備と戦闘シーンが見どころです。
ブラックホーク・ダウン（原題: Black Hawk Down）
製作年: 2001年 監督: リドリー・スコット
出演者: ジョシュ・ハートネット／ユアン・マクレガー
1993年にアフリカのソマリアで発生した「モガディシュの戦闘」を描いた映画。アメリカ陸軍の特殊部隊は「第75レンジャー連隊（75th Ranger Regiment）」と「デルタフォース（Delta Force）」が登場します。現代の不正規戦をリアルに描写したエポックメーキングな作品です。
G.I.ジェーン（原題: G.I. Jane）
製作年: 1997年 監督: リドリー・スコット
出演者: デミ・ムーア／ヴィゴ・モーテンセン／アン・バンクロフト
ネイビーシールズの過酷な訓練プログラムに挑む女性兵士の苦闘を描いた作品。主演のデミ・ムーアがラジー賞（最低主演女優賞）を受賞してしまうなど一般的な評価が低い作品ではありますが、特殊部隊の厳しい訓練を詳細に描いておりマニアは見逃せない映画と言えるでしょう。
ファイナル・オプション（原題: Who Dares Wins）
製作年: 1982年 監督: イアン・シャープ
出演者: ルイス・コリンズ／ジュディ・デイヴィス／リチャード・ウィドマーク
イギリス陸軍の「SAS（Special Air Service）」 が登場する特殊部隊映画の白眉。1980年にロンドンで発生した「駐英イラン大使館占拠事件」をモチーフにしており、音楽やカット割りなど古さを感じる部分もありますが、ラストで披露されるヘリからの「ラペリング（懸垂降下）」は見ものです。
