非常にコンパクトでありながら、遊び道具や移動手段として便利な「キックボード」。
急ぎの手段や自転車では通れない場所にも使えるため、持っておくと重宝します。
本記事では
- 子供用・大人用
- 機能・安全性・走り心地
- メーカーごとのこだわり
などの違いを前提として、キックボードの「選び方」「人気おすすめランキン10選」を紹介していきます。
【購入前の注意点】公道での走行について
購入前に公道での使用には要注意しましょう。
というのもキックボードは、軽車両として扱われるモデルや、スケートボードとして扱われるモデルなど、製品によって扱いが異なります。
使用するモデルによっては公道で走ることができない場合もあるため、メーカーの注意書きは必ず目を通しておきましょう。
※キックボードの交通ルールなど、詳細な情報は日本キックスケーター協会のHPを参考にするよいでしょう。
キックボードの失敗しない選び方

キックボードの選び方は、下記の5つの観点から見ていきます。
- 価格
- 機能
- 耐荷重
- メーカー
- 走りやすさ
①価格で選ぶ
キックボードは価格帯によって「安全性」や「オプション」が異なります。
3,000円以下
- お試し用
- 子供のキックボードのため
- 自宅の周辺のみで使用(使用範囲が狭い)
この価格帯では、まずキックボードとはどういうものなのか試しに使ってみたいという方におすすめです。
ただし、安価なモデルなため、機能が少ない・安全性が少ない可能性があるため「安全面」には注意して選びましょう。
5,000~15,000円
- より安全性を考慮したモデルがほしい
- 自分好みのキックボードを選びたい
キックボードを本格的に楽しみたい方におすすめです。
この価格帯になると選択できるメーカーや種類が増え、ブレーキやフットブレーキも付いているため安全性もより高くなります。
持ち運びができるモデルも多いため、自宅周辺だけでなく、遠くへ行ったり、旅行にも最適です。
20,000円以上
- 機能が充実した高機能なモデルがほしい
- カスタマイズして自分のより好みに合ったキックボードにしたい
など、キックボード上級者の方におすすめです。
この価格帯になると、タイヤの厚みや好みのグリップ、足を乗せるボードなども自分好みにカスタマイズできるため、オプションパーツを使ってオリジナル仕様にすることができます。
また、デザインが先進的でファッション性の高い海外ブランドモデルも人気です。
②機能で選ぶ
キックボードを選ぶ際は、機能性にも注目しましょう。
折り畳みが可能
旅先で使いたい方、電車などに持ち運びしたい方は、軽量で素早くコンパクトに折り畳めるモデルがおすすめです。
モデルによっては折りたたみ不可のものや、折り畳むときに力がいるものもあるため、事前に口コミや評判を確認しましょう。
また、肩掛けできるストラップや、自立スタンドが付いたモデルは、お店に入る際や電車内など、スーツケースのように横に置けるため非常に便利です。
イスの上に置けるほど小さなモデルや、持ち運び用ストラップにもさまざまなデサインがあるため、チェックしてみましょう。
ブレーキ付き
キックボードは緩やかな坂でもスピードが出ると急に止まれないこともあるため、ブレーキの有無は必ず確認しましょう。
ブレーキは主に自転車のような「ハンドルタイプ」、後輪を踏むようにかける「フェンダータイプ」があり、両方搭載しているモデルならより安全性が高くなります。
ただし、どのモデルも自転車ほどの強いブレーキではないため、
- 必要以上にスピードを出しすぎないようにする
- スピードが出る手前でブレーキをこまめに使う
など、上記を意識して安全に走行するようにしましょう。
デザインが選べる
グリップの色やショルダーストラップなど、好みに合わせてカスタマイズできるモデルもあります。
チープな見た目が苦手な人は、おしゃれなデザインにすることもできます。見た目にもこだわりたい方は、オプションパーツも重視してみましょう。
③耐荷重で選ぶ
子供用と大人用とでは耐荷重が異なります。耐荷重とは、乗り物によって既定の体重が決められているということです。
見た目や大きさが似ているからといって耐荷重を確認せずに選んでしまうと「耐荷重の規定を超えていた」なんて可能性も。
気になるモデルを見つけたら、耐荷重は必ずチェックするようにしましょう。
④メーカーで選ぶ
キックボードはメーカーによって価格・機能性が異なるため、チェックしてみましょう。
オクセロ




2008年以来ずっと定評のあるメーカーで、スクーターやスケードボード、ローラースポーツアイテムなどを複数取り扱っています。
今はキックボードにも電動モデルが出ていますが、オクセロは非電動でエコなキックボードに力を入れていることが特徴です。
利用者のニーズに最大限に応え、ローラースポーツを日常的に取り入れていくことをビジョンにしているため、
- 日常的にキックボードを使いたい方
- 人気がある老舗メーカーのモデルを使いたい方
上記のような方におすすめです。
マイクロスクーター・ジャパン




子供から大人まで世界中で幅広く好評のある、スイス発祥のスクーターブランドです。
ユーザー視点で、乗り心地や乗る人の楽しさを求めて、常に研究・改良を重ねているため、
- 高品質
- 高い安全性・高品質なモデル
上記のような方におすすめです。
JD JAPAN(ジェイディー・ジャパン)




キッズ用からプロ仕様まで幅広くシリーズを取り揃えているメーカーで、特にカスタムパーツの多さは他社と比べても圧倒的です。
中でも1990年代後半にヨーロッパで発売された「Razorシリーズ」は大人気商品であり、今もなお売れている商品です。
- 子供用モデルの安全性を重視
- 持ち運びやコンパクトさを重視したい方
- 好きなパーツを使って自分好みにカスタマイズしたい
上記のような方におすすめです。
⑤走りやすさで選ぶ
キックボードでの走行は意外と体力を使うため「走りやすいモデルを選ぶこと」も重要です。
購入前に走りやすさを判断するには「タイヤの種類」と「足を乗せるボードの高さ」をチェックしておくのがポイントです。
ホイール(タイヤ)
- エアタイヤ:ひと蹴りでは距離が進みにくいが、衝撃や段差に強い
- 硬いタイヤ:段差に弱く振動が気になるが、ひと蹴りで進むことができる
- 小さいタイヤ:小回りがきく、狭い道でも融通がきく
- 大きいタイヤ:地面からの衝撃を吸収しやすく、ハンドル操作がしやすい(初心者にもおすすめ)
子供用としてホイールの中に「LEDライト」を搭載しているモデルも人気があるため、ホイールにも注目してみましょう。
足を乗せるボードの高さ
足を乗せるボードの高さは、低い方が地面を蹴りやすく、疲れにくくなります。
ただし、あまりにも低すぎるモデルは少しの段差に引っかかってしまい利便性が落ちるため、注意しましょう。
小さな子供には3輪キックボードもおすすめ
まだバランスを取るのが難しい子どもには、3輪キックボードがおすすめです。前が2輪になっているため左右にフラフラしにくく、安定感があります。
中にはイス付きの3輪キックボードも販売されており、3輪車のような感覚で楽しむことができます。
キックボードの神業集・ストリートスポーツとして流行
昨今、エクストリームスポーツやストリートスポーツとしてキックボードが流行しています。
海外では「スクーター」と呼ばれていますが、ニュージーランドやヨーロッパなどではスケートボードやBMXと同等に有名なスポーツであり、世界大会まで開催されています。
スケートボードのようにジャンプをしたり、回転したり、次々に繰り出されるアクロバティックな技をご覧ください。
キックボード好きにおすすめのアイテム
キックボードが好きな方向けに、気軽に乗れるアイテムをまとめました。
プレゼントとして検討している方にもおすすめです。
スケートボード
オリンピック競技にもなった「スケートボード」は、持ち運びやすく、短い距離であれば手軽に移動できるため、幅広い世代で流行になりつつあります。
練習を重ねることで、あこがれの選手が繰り出す技を習得できるかも!
誰もが一度は憧れるスケートボードは、子供へのプレゼント用としてもおすすめです。
電動キックボード
「通常のキックボードでは満足できない…」と感じる方におすすめなのが電動キックボード!
アメリカなどでは街中で頻繁に目にするほど普及しており、カーボンやマグネシウムで作られた軽量でコンパクトなものも人気を集めています。
日本ではまだ公道で走ることは認可されていないものの、ライトやブレーキシステムを強化して安全性を高めたモデルもあるため、気になる方はチェックしてみましょう!
電動スケートボード
「名探偵コナン」で主人公コナンくんが乗っているような「電動スケートボード」は、海外では自転車のような感覚で日常的に使われています。
しかし、こちらも日本では公道で走ることは認められていないため、私有地で楽しむアイテムとしておすすめです。
滑りやすく安全な場所が確保できる方はチェックしてみましょう!
バランススクーター
横長いボードに乗り、体重移動することで重心をずらし、行きたい方向へ進むアイテムとして「セグウェイ」を思い浮かべる方も多いでしょう。
運転に技術が必要なイメージがありますが、観光地をまわるのに便利という点から観光施設で貸し出ししているところも増えています。
近未来的なアイテムに興味がある方はチェックしてみましょう!
【子供用】キックボードおすすめ人気ランキング5選
第5位 TAKOYI キックスクーター
他にはない色合いが目を引く、かわいいキックボードです。グリップが太いため、にぎりやすく、走行しやすい点もメリットです。
スタンドが付いているため保管場所にも困らず、プロテクターがセットになっているため、届いたその日から遊べる点もうれしいいいですね。
重量 | 2.8kg |
タイヤ | 120mm |
耐荷重 | 90kg |
ブレーキ | 後輪フットブレーキ |
第4位 HUDORA キックスケーター
ドイツのGSマークを取得した、品質が保証されたモデルです。足を置くボード部分が低く設計されているため、キックしやすく、走りやすさも好評です。
高反発ポリウレタン素材で作られたビッグホイールがしっかりと衝撃を吸収し、付属のショルダーストラップを使えば肩にかけて持ち運ぶことも可能なのでとても便利。
価格は少し高めですが「子供に安全に遊んでもらいたい!」と思う方におすすめの一品です。
重量 | 4.7kg |
タイヤ | 205mm |
耐荷重 | 100kg |
ブレーキ | 後輪フットブレーキ |
第3位 JD RAZOR 光るLEDタイヤ
カラフルなハート柄が特徴的なキュートなキックボードです。もちろん、ハート柄以外にも他のカラーも販売されているため、男の子にも人気があります。
走ると光るLEDホイールが付いているため、暗いところで走る場合にも便利です。後輪ブレーキだけでなく、ハンドルブレーキも搭載されているため、安全面を重視する方にもおすすめです。
重量 | 2.8kg |
タイヤ | 前輪127mm 後輪100mm |
耐荷重 | 90kg |
ブレーキ | ハンドルブレーキ 後輪フットブレーキ |
第2位 GLOBBER PRIMO 3輪キックボード
対象年齢3歳以上、前輪に2輪、後輪に1輪ついている左右にブレにくく、安定感抜群のキックボードです。左右に傾けることで方向転換することができます。
走りやすさはもちろん、細かい部分まで丁寧に作り込まれているため、キックボードを初めて挑戦したい子にもおすすめです。
重量 | 2.5kg |
タイヤ | – |
耐荷重 | 50kg |
ブレーキ | 後輪フットブレーキ |
第1位 JD BUG キックボード
対象年齢6歳以上、慣れてくれば子供自身でも折りたたむことができる人気のキックボードです。カラーバリエーションが豊富なため、自分好みのモデルを選べるところもポイントです。
ボード全体の作りが丁寧なので使いやすく、誕生日やクリスマスなどのプレゼントとしてもおすすめです。
重量 | 2.6kg |
タイヤ | 100mm |
耐荷重 | 90kg |
ブレーキ | 後輪フットブレーキ |
【大人用】キックボードおすすめ人気ランキング5選
第5位 JD RAZOR キックボード
自立して置くことはできないものの、大人用キックボード内では最軽量となっているので、軽さを重視したい方におすすめです。大手メーカーの人気モデルだからこそ、子供と一緒に楽しむこともできます。
作りが丁寧なため、安定感のある走りを実現できます。折り畳み可能なため車にも乗せやすく、外遊びやキャンプなどアウトドアにも重宝します。
重量 | 2.8kg |
タイヤ | 前輪127mm 後輪100mm |
耐荷重 | 90kg |
ブレーキ | 後輪フットブレーキ |
第4位 MEGAWHEELS 電動キックボード
最高時速23キロ、2~3時間のフル充電で最大8~12km走行できる電動キックボードです。重量はあるものの、作りがしっかりしているため、高級感があります。
残念ながら日本では公道で走ることが認められていませんが、走行音は静かで、ブレーキも難なく使えるため、子供と一緒に楽しみたい方にもおすすめです。
重量 | 7.5kg |
タイヤ | 150mm |
耐荷重 | 90kg |
ブレーキ | ハンドルブレーキ 後輪フットブレーキ |
第3位 SWAGTRON キックボード
自立できるため、電車に持ち込む方やカフェなどのお店に入る機会が多い方など持ち運びしたい方におすすめです。
洗練された見た目で、スタイリッシュなデザインと、車輪が大きく走行中のガタつきも少ないため、日常的に使いたい方にも最適です。
重量 | 4.4kg |
タイヤ | 200mm |
耐荷重 | 100kg |
ブレーキ | 後輪フットブレーキ |
第2位 SUNPIE キックボード
グリップ部分は厚いゴム+ソフト素材を使用し、人間工学に基づいて作られたハンドルを採用しているため「長時間の移動」も苦にならないキックボードです。
大きな車輪と衝撃を吸収するバネによって、デコボコした道もスムーズに移動できます。さらにフットブレーキ+手元ブレーキのダブルブレーキで止まりやすさも抜群で、走行を存分に楽しむことができます。
重量 | 5.6kg |
タイヤ | 200mm |
耐荷重 | 100kg |
ブレーキ | ハンドルブレーキ 後輪フットブレーキ |
第1位 HUDORA 折りたたみ キックスケーター
洗練されたデザインと乗り心地で好評なHudoraのキックボードです。軽量で頑丈なアルミニウムで作られており、ドイツの安全基準であるGSマークを取得したモデルです。
付属のショルダーストラップをつければ折り畳んで持ち運ぶこともできるため、使い勝手も抜群です!耐荷重100kgまで、ハンドルの高さは86~104cmまで調節できるため、子供と一緒に使いたい方にもおすすめです。
重量 | 4.7kg |
タイヤ | 205mm |
耐荷重 | 100kg |
ブレーキ | 後輪フットブレーキ |
まとめ




発売当初と比べて、最近ではますます種類が豊富になっているキックボード。利便性・安全性ともに向上しているとはいえ、勢いよく走ると予想以上にスピードが出てしまうことも。
注意書きをよく読む、公道を走る前にブレーキの使用方法を覚えておくなど、安全に走行するよう心がけましょう。
お気に入りの一台を見つけて、キックボードのある生活を楽しんでください!