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なぜお金持ちはタワマンの高層階に住むのか?解説【タワマン節税】

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コハク猫
コハク猫

お金持ちがタワマンの高層階を買うのには、優越感に浸ること以外にも、税金的なメリットがあるからと聞いたことがあるにゃ。
今日はその辺を詳しく教えてほしいにゃ~。

この記事では、いわゆる「タワマン節税」について解説していきます。

日本では、「お金持ちに対する税金が高い」とよく言われます。確かに日本の税制では、所得税と住民税合わせて最高税率は50%。この数字は先進国の中では、トップクラスらしいです。

しかし、これはお金持ちがちゃんと税率通りに税金を払っていればの話。日本のお金持ちの実質税負担率は、先進国の中では低いというのが実態みたいです。

※この辺の背景はこちらの記事が参考になるので興味のある方はぜひ

これは、日本の税制にさまざまな抜け穴があり、節税手段が存在するためです。そんな節税手段として使われている一例として、今回は「タワマン節税」について深堀りしていきます。

タワマンの高層階に住むのは、決して「金持ち感」を味わうためだけでなく、節税としての魅力があるためです。それでは早速みていきましょう。

目次

遺産は現金ではなく、不動産として残す方が得である

まずは相続税の観点から。

まず一つ目の結論として、遺産として残すなら現金よりも、不動産の方がお得だからです。

例えば、現金が一億円あった場合、相続税の対象は一億円まるまるが対象になります。しかし不動産の場合にはこうはならないんですね。

なぜなら、不動産の場合は「路線価」「固定資産評価額」を基準に、相続税の対象額が決められるからです。これらの評価額は基本的には、市場価格よりも低めに設定されます。市場価格と同じくらいに設定してしまうと、評価額が変動した場合に税金を取りすぎてしまう可能性があるためです。

そしてこの路線価は、一つのマンションでは一つの価格しか付かないことになっています。マンションの高層階と、低層階では値段が全然違うにも関わらず、広さが同じであれば、土地評価額は同じになってしまいます。つまり相続税上の観点から言えば、低層階よりも高層階の方がお得であるといえます。

これだけであれば、まだ絶対にタワマンである必要性までは説明できていませんね。だんだん真意に近づいていきます。

10億円の不動産でも、相続税が80%減少する

以下の二つの条件を満たすと、特例として相続税の評価額を80%も圧縮できます。

  • 330㎡以内の宅地であること
  • 親族が死亡した人と同居していた場合

ここでミソなのが、330㎡以内の条件は、全国共通であることです。マンションでこの広さを超えることは、ほとんどありません。広い土地で豪邸を建てるよりも、都心の330㎡以内の高級マンションを買う方が相続税の観点からは好ましいということです。

また上記の特例には、値段の上限はありません。

こういった観点からも、タワーマンションの高層階というのは、お金持ちにとってとても魅力的です。

タワーマンションは固定資産税も超お得

タワーマンションは相続税だけでなく、固定資産税の面でも非常に有利です。

土地所有面積200㎡以下には、固定資産税が大幅割引になるという制度があるからです。ほとんどのマンションでは、 土地所有面積が200㎡を超えることはありません。

この制度の条件は「土地の広さ」のみであって、不動産の価格は考慮されていません。

例えば、郊外の広めの不動産(3000万円)を購入した場合、固定資産税をそのまま支払う必要がありますが、都心のタワマン(2億円)を買った場合には、固定資産税を通常の6分の1にまで圧縮できてしまいます。

タワマン節税の注意点

タワマン節税には注意点もあります。

これらの節税スキームは、制度の抜け道を突いた方法であり、法律的にはグレーゾーンであるため、税務当局も厳しく対処するようになったみたいです。実際にタワマンの高層階を買って、節税を試みた人が、国税からの指摘が入り、修正させられた事案も。

またタワーマンションの高層階などについて、固定資産評価額の見直しがされ、10%ほどの加算がされるみたいです。

タワマン節税の魅力は今後下がっていく可能性が高いといえます。

参考文献:金持ちのヤバい資産形成術 大村大次郎

タワマン節税の概要がよくわかったにゃ。ただこれからは規制が入って、厳しくなりそうだね。

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